運行管理者試験の合格率について
試験の合格率について
直近の合格率
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率(%) |
---|---|---|---|
平成26年度 第2回 | 27,610人 | 10,180人 | 36.9% |
平成26年度 第1回 | 25,501人 | 3,674人 | 14.4% |
平成26年度 臨時※ | 11,541人 | 4,064人 | 35.2% |
平成25年度 第2回 | 27,405人 | 10,236人 | 37.4% |
平成25年度 第1回 | 30,161人 | 5,815人 | 19.3% |
平成24年度 第2回 | 22,792人 | 5,535人 | 24.3% |
平成24年度 第1回 | 27,649人 | 11,401人 | 41.2% |
平成23年度 第2回 | 23,174人 | 11,088人 | 47.8% |
平成23年度 第1回 | 29,170人 | 13,663人 | 46.8% |
平成22年度 第2回 | 24,295人 | 8,200人 | 33.8% |
一夜漬けで合格難しい試験になった
現在、運行管理者は、年々難しい試験になりつつあります。
一昔前までは、
「前日に勉強すれば、誰でも受かる」
と言われるような試験でしたが、今はそこまで甘い試験ではありません!
(僕も、先輩運行管理者に、勉強しなくてもいいよーと言われて甘くみてました^^;)
近年では、19.3%、14.4%とびっくりするくらい合格者が少ない絵画あります。
この試験の合格率は、宅建に匹敵するほどの難しさです。
(と言っても、宅建は常時15%前後なので大げさですが、、、)
なぜ合格率が低下しているか
それでは、なぜ近年難しくなっているのでしょうか。
それは、大型トラックによる事故が社会的影響を及ぼしているからだと思います。
国としても入り口を厳しくして、本当に勉強した人だけを選りすぐることで、事故を減らそうという狙いがあるのかもしれません。
しかも、国が厳しく取り締まっているのは、運行管理者試験だけではありません。
現場でも非常に厳しく運行管理について求められています。
もちろん、厳しくとは言っても法律で求められている範囲のことを求められているだけなのですが、
この運送業界は「法律なんて守っていたら儲かるはずがない!」を合言葉に、どの運送会社もゆるーい運行管理をしてきました。
その結果、ここ近年、運行停止になる事業者が増えているのも事実です。
今後も低い合格率が続くのか
現在、大型トラックの事故は減少しています。
近年の厳しい取締により、減少しているのも一部要因としてあるかもしれません。
そう考えると、今よりも簡単になることは「ほぼありえない」と思います。
現在、運送業界では人材不足が叫ばれている中で、この試験が10%以下になることは、考えられませんが、平均して30%台になる可能性は十分あります。
昔に合格している先輩社員の方々は、もしかしたら、年々難しくなっていることを知らないかもしれません。
「一夜漬けで俺は合格したんだ!」
という言葉に惑わされないように、しっかりと現在の運行管理者の合格率を把握しておくことが大切です。